第108回「 産学官交流 」 講演会・交流会 報告 


未利用資源の活用と放射線で見る新しい情報


主催:静岡市清水産業・情報プラザ(指定管理者: 静岡商工会議所)

共催:新産業開発振興機構

静岡大学にご協力いただき、第108回の講演会・交流会が7月24日(月)に開催されました。

講演1ではグリーン科学技術研究所/理学部/防災総合センター木村准教授による「未利用資源活用・温暖化防止・防災対策を目的とした分散型エネルギー生産」と題したテーマで講演していただきました。講演内容としては、日本列島は海洋プレートの沈み込みよって形成される付加体で、豊富な有機物(バイオマス資源)を含んでおり、深部帯水層は大量のメタンを含む地下温水となっている。静岡県中西部はこの付加体に位置し、深部帯水層の地下温水とメタンをを利用することで分散型エネルギー生産システムが構築できる。島田市川根温泉ではすでにメタンガス利活用事業が実施され、今年4月にはガス発電しせs津賀竣工された。沖縄のユインチホテル南城ではメタンガス発電システムを環境省の補助金を利用し運営している。経済効果が出ており、3.7年で投資回収が見込まれている。将来の計画では、「太陽光発電との併用」、「農業施設で利活用」、「水素ステーションの構築」、「災害時における高度利用(避難所、病院、役場、空港。広域防災拠点、自衛隊・警察。消防の基地)が想定される。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

講演2では情報学部/電子工学研究所青木教授による「見えない光・放射線で見える新しい情報~小さなマーケットでの産学連携~」と題したテーマで講演して頂きました。青木教授は大学ベンチャー企業である株式会社ANSeeNの取締役CTO、一般社団法人遠州の知恵袋の発起人。理事でもある。X線に特化した研究を行なっており、従来技術では光子(フォトン)を集合統計的に利用し、CT画像に利用しているが、今後は光子(フォトン)を一つ一つの光子エネルギーとしてカウントするフォトカウンティング技術を利用してより鮮明な画像を形成することができる。「材料識別」、「危険物の判明」、「工業応用として部品検査」等が今後応用できる。尚、株式会社ANSeeNでは放射線(X線)が関わる医療現場での利用を目指し、「病巣早期発見のための診断技術(がん、認知症のPET)、診断技術に加え治療技術も重要となり高精度放射線センサがますます求められる。

休館日のお知らせ
★9月17日・18日・23日

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