第110回「 産学官交流 」 講演会・交流会 報告 


居住環境を見直すヒント


主催:静岡市清水産業・情報プラザ(指定管理者: 静岡商工会議所)

共催:新産業開発振興機構                                                                            

静岡理工科大学にご協力いただき、第110回の講演会・交流会が9月26日(火)に開催されました。

冒頭、野口博学長による挨拶を頂き、静岡理工科大学の説明および今年4月に開校されました建築学科について話をしていただきました。


 

講演1では理工学部建築学科教授佐藤健司氏による「Bazaar方式の都市計画をめざして」と題したテーマで講演していただきました。講演内容としては、集合住宅の設計がまちづくりそのものであることを紹介。岐阜県営北方住宅(1,074戸)の建て替えプロジェクト。従来のマスタープランを作って設計する概念ではなく、コーディネーションによる設計。南ブロックの620戸は多くの建築家(総勢21名)に参加してもらい協働作業による設計体制を確立。外装・内装・浴室・キッチンなどの設備は20~30年で容易にリフォームできるよう工夫。この3次元のインフラ設計は当時のコンピュータのオペレーティングシステムを作ることと同じであることを見つける。Linuxのオペレーティングシステムはプログラムが公開され全世界のプログラマー、ユーザーがバグを発見し、修正され完成する。これを「バザール方式」のプログラム開発と呼ぶ。集合住宅、都市の設計はマトリックス(母体)を設計し、多数の参加建築家がその舞台で活躍するバザール方式の開発手法は、地域の計画、都市の計画に拡がっていくであろう。

 

講演2では理工学部建築学科教授本間睦朗氏による「光環境、心地よさと省エネと」と題したテーマで講演して頂きました。光環境デザイナーとして居住空間における光のあり方は、居住満足度に大きく影響する。空間のニーズに合わせた昼光、照明をデザインすることで環境によく、省エネになる事例を紹介。設計において「引き算」の考えを実施。付け足していくのではなく、いらないものを削っていく。そして自然との調和を考え、直射日光を遮断し間接光を取り込む。デンソーグローバル研修所・保養所の事例。木漏れ日による昼光を取り入れ、曇天・雨天・夜間では時間によるコントロールされた間接照明を実施。タスク&アンビエント照明は照明の省エネ理論。少ない照度で明るさ感を高める。D本社ビルの実例。窓際には直射日光を遮る水平ルーバーを設置。照明付近には反射板を取り付け、明るさ感を高めた。少ない照度、消費電力で遜色のない明るさ空間を実現した。

休館日のお知らせ
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