第114回「 移動産学官交流 」講演会・交流会 報告 

 

 

主催:静岡市清水産業・情報プラザ(指定管理者: 静岡商工会議所)

共催:新産業開発振興機構 


6月27日に静岡大学様にご協力いただき、第114回の講演会・交流会を開催しました。

交流講演会では静岡大学工学部電気電子工学科犬塚教授による「非接触非破壊での農産物の硬さ測定」、農学部生物資源科学科松本准教授による「地域に根差した園芸作物のブランド化を通じたコミュニティの再生」の講演がありました。農産物で切ったり、触ったりしないでその甘さや硬さが判れば、追熟するバナナやメロンに役立つ、園芸と民芸を融合し、生産者の農産物づくりに消費者を参加させるコミュニティデザインの推進の話があった。

 

静岡大学 工学部 電気電子工学科 教授 犬塚 博氏

世界的不況とデフレの時代、少しでも安いものが選ばれる時代、本当に安さは正義なのか?品質の見える化が重要になっている。見える化では甘さの客観的な数値化がある、賞味期限で捨てられていた大量の食料品があり、食品の「硬さ」の情報を使い賞味期限の判断ができれば食品廃棄物の減少が見込める。例えば農産物の甘さや硬さが切ったり(非破壊)、触ったりしない(非接触)でわかったら追熟する果実(バナナ、メロン等)には非常に役に立つ。非破壊非接触で甘さや硬さを測る計測器を開発中。測定器は従来の針式ではなく圧縮空気を当ててそのへこみ具合を測定する。対象物に傷やダメージを与えないことで衛生面でもその要望は強い。将来はゴムやプラスチックの経年劣化、筋疲労度測定、化粧水塗布前後の皮膚硬さの測定などその応用範囲は広い。

 

 

 

静岡大学 農学部 生物資源科学科 准教授 松本 和浩氏

「農」と「食」をつなぎ食と農の営みに焦点を当てたコミュニティデザインコースを新設。コミュニティをデザインできる人材の育成を目指す。弘前大学ではリンゴの栽培技術、ブランド化の研究に従事。赤い果肉のリンゴを研究、ブランド化。静岡金谷のリンゴ畑に同リンゴの接ぎ木をして「きみと」としてブランド化した。静岡での新規プロジェクトとしては久能のイチゴ園にブルーベリーを植え、一年を通じて観光客を誘致し雇用を安定させる。又、葵区内牧の耕作放棄地を利用して青パパイヤを栽培、若者の新規就農、雇用確保と共に収穫体系を改善し、週年供給可能に取り組んでいる。又、乾燥パパイヤを使った新規加工品を開発中。集約栽培、多くの生産資材と労力を投入した「園芸」、職人の手から生み出された日々の生活道具「民芸(民衆的工芸)」を融合、生産者の農産物づくりに消費者を参加させる。生産者と消費者をつなげてコミュニティデザインを推進する。

 

休館日のお知らせ
10月8日(月・祝)・21日(日)

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