第116回「 移動産学官交流 」講演会・交流会 報告 

 

 

主催:静岡市清水産業・情報プラザ(指定管理者: 静岡商工会議所)

共催:新産業開発振興機構、静岡市産学交流センター 


9月20日に静岡理工科大学様にご協力いただき、第116回の講演会・交流会を開催しました。

交流講演会では静岡理工科大学理工学部田村特任講師による「無人航空機(ドローン)とは?-無人航空機産業の現状と今後の展望-」、同飛田准教授による「生活、作業を支援するメカトロ二クスシステム」の講演がありました。田村特任講師は無人航空機(ドローン)の概論」、法規制・ルール、技術、事例と課題、今後の産業としての展望について判り易く話してくれました。又、飛田淳教授はAI、IoTの他メカトロニクスによる人の生活、作業を支援するメカトロ二クスシステムが重要になってきていると話しております。


静岡理工科大学 理工学部 機械工学科 特任講師 田村 博氏

『無人航空機(ドローン)とは? -無人航空機産業の現状と今後の展望ー』

田村特任講師はヒロボー(株)、ヤマハ発動機でラジコンヘリの開発に携わってきた。講演では無人航空機(ドローン)の概論」、法規制・ルール、技術、事例と課題、今後の産業としての展望について判り易く話してくれた。技術的課題としてはGPSの精度向上、遠隔操作の確実性、部品の信頼性、風・雨の耐性、ハイジャック対策などがあり、精度的課題としては技能保証、機体の安全性、非行の業務管理、事故データ収集、運行基準、賠償責任、プライバシー保護などがある。

今後の利活用分野としては災害時の運用、環境観測、インフラ点検・保守、土木測量、セキュリティ、通信サービス、農薬散布などの農林水産、鳥山探索の遠洋漁業、宅配の物流。TV・報道・映画・CM撮影、フォーメーション確認用としてのスポーツ科学の応用が挙げられた。産業としては日本では2024年に3,500億円市場になると予測、しかし、旅客機と重量単価を比較すると大差なく、自動車と比較すると80倍と高額になる。業界の実態として可能性、話題性が先行している、研究成果を共有できていない、ビジネスモデルが確立できていないなどが挙げられる。

 

 

静岡理工科大学 理工学部 機械工学科 准教授 飛田 和輝氏

『生活、作業を支援するメカトロニクスシステム』

少子高齢化対策の一環としてロボット技術の活用が期待されている。人が少なくなってもロボット化による生産が可能になる、高齢でもロボットによる作業支援によって働くことができるようになる。現在、生産効率向上・人の作業の置き換えとして製造業を中心に、食品、医薬品、化粧品(三品産業)、遠隔作業・危険作業の解消として建設業、自動化省力化としての農業、自律・作業支援として医療・病院、倉庫内の効率化として物流、自律・介護支援の介護福祉産業で利用されている。飛田准教授の研究開発の履歴としては電気通信大学時代の光磁気式エンコーダー、日本精工時代の視覚障害者支援ロボット、ガイダンスロボット、高齢者外出支援ロボット、ばら積みピッキングロボットがある。ロボットが社会実装されるための条件として、社会に受け入れられるための安全の担保、導入対効果の高さ、販売形態・保険・メンテナンス・導入補助金の仕組みづくり、法整備がある。現在の研究テーマは「人の生活・作業を支援するメカトロニクスシステム」であり、生活支援として施設内車椅子誘導ロボット、段差踏破車椅子、視覚障害者支援機器の開発、作業支援として人と機械の協調に関する研究、作業用移動ロボットの実環境での制御の研究を通じて安心して外出できる世の中になることを追及している。

 


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