入居者インタビュー

今回の入居者さん

入居者の写真
会社名
株式会社テクシアエンジニアリング
代表者名
和田 泰通さん
自己紹介
出身は静岡市清水区です。静岡理工科大学の機械工学科を卒業後、清水区の企業に就職し、産業機械や空調機器の設計に携わってきました。起業前の15年間は工作機械会社に勤めていて、そのうちの8年は台湾に駐在し現地工場の立ち上げから関わり、設計と工場責任者として働いていました。
休日は愛車ミニクーパーのレースに参加したり、友人とブラックバス釣りに出かけたりして、リフレッシュしています。

今の仕事を始めたきっかけは何でしょうか?

台湾に駐在して工場管理を経験したことで、自分でも工場を持ち、次のステップに挑戦したいと思うようになってきました。幸いなことに、台湾にも人脈を築けていたことや、前職の社長の応援もあり、2019年の12月に日本と台湾に機械設計と製造の会社を立ち上げました。
しかし、その直後にコロナ禍に見舞われてしまいました。台湾への頻繁な渡航も難しくなり、日本の会社だけ残して台湾の会社は廃業、2021年末に完全撤退しました。現在は、地元静岡を中心に、機械設計の仕事をしています。

事業内容を教えてください

インタビューのイメージ

事業の柱は、産業機械の設計と開発です。工作機械とそれに付随するロボットの設計、つまり人間がやっている作業を自動化する機械の設計が中心です。スタートアップ企業からの新規工作機械の設計受注や、製造中止になった機械の部品設計や修理、現物からの設計図起こしなどの仕事もあります。
また、現在は前職での機械設計も請け負っていて、週3日ほど常駐しています。
旧知の台湾企業からの依頼で、ビジネスパートナーとして日本企業を紹介することもあります。

お仕事の依頼元(販売先)はどのような企業になるのでしょうか?

国内の工作機械メーカー、食品会社など、製造ラインのあるメーカー全般、台湾の工作機械製造企業です。

プラザに入居されたきっかけは?

会社設立の際に相談をした税理士が、当時プラザに入居していて、ここを紹介されました。仕事に集中できる環境のために、どこかに事務所は構えようと思っていたので、理想的な事務所だと思いすぐに申し込みをしました。
一番のメリットはやはり入居費が安いこと。また、銀行や法務局、市役所などにも近い立地が思いのほか便利でした。
出張に出かける時も、自宅よりもここを起点にした方が交通のアクセスがいいし、会議室が使え来客用の駐車場もあるので、顧客との打合せの時にも案内がしやすいですね。

一日のお仕事の流れはどんな感じですか?

朝8時頃に出勤。ほぼ一日設計の仕事をして、夜は22時か23時頃に帰宅します。事務所にいる時は、個人で受けている設計の仕事やオンラインミーティングがほとんどです。昼食は事務所内でとることが多いですが、近くにコンビニやテイクアウトできる飲食店が多いので便利です。
前職場に出勤する日は、8時30分始業、17時30分に退勤。その後、事務所に来て仕事をします。帰宅時間は同じくらいです。

今後の展望を教えてください。

工作機械設計の仕事は紹介から発生することが多く、台湾から撤退したばかりの今は、前職の仕事や、そこからの紹介仕事が多いのが現状です。今後は自社としての取引先を増やし、人を雇って事業を大きくしたいと思っています。その中で、若手の育成にも挑戦していきたいですね。
最終的には工場をつくり、設計、製造、販売までトータルに手がける会社にしたいです。
今までに見たことがない新規の工作機械の設計は、実績がないため大変ではありますが、その分おもしろさがあります。そうした中で、顧客の要望プラスアルファのものをつくるよう心がけています。現状よりも早い、安い、品質がいい製品に仕上がる、など、顧客のメリットを考えた提案型の設計を、これからも続けていきます。

お気に入りの書籍

特定の本はありませんが、池井戸潤さんの「下町ロケット」など、工業系のものづくりがテーマの小説は好きです。

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